緊縮財政と成長 2012 2 26

 相変わらず、ギリシャを巡るニュースが続いています。
このニュースは、ギリシャがデフォルトするまで続くでしょう。
というより、デフォルトしか解決方法がないと気づくまで続くかもしれません。
 相変わらず、ギリシャに対して、緊縮財政を要求していますが、
はたして、それが、どういう結末を迎えるのか。
 緊縮財政をすれば、その分だけ名目GDPは縮小します。
税収は、名目GDPに比例しますので、税収も縮小します。
(税収=名目GDP×税率(税収弾性値は省略))
その結果、ギリシャ財政は、さらに苦しくなります。
 一体全体、ユーロ圏は、何がやりたいのか。
分不相応で贅沢な浪費をしたギリシャを懲らしめたいのか。
 もちろん、緊縮財政をするのも間違いではありませんが、
それには、経済の成長戦略が不可欠です。
成長戦略なしで緊縮財政をしたら、ひらすら経済が縮小するだけです。
当然、税収も縮小していきます。

ブラックホール 2011 7 3
 ギリシャとEUの関係は、宇宙物理学に似ています。
ブラックホールの図解では、
巨星からブラックホールへガスが吸い込まれていく図が有名でしょう。
たとえば、「はくちょう座X-1」の想像図が、よく似ています。
 そういうわけで、EUが、ギリシャに対して、
いくら巨額の金融支援をしても、ブラックホールの図と同じだと思います。
 なんだか、極端な緊縮財政が、
「星がブラックホールになる過程」と似ています。























































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